Limaoの中国裏事情ブログ

早稲田大学卒業、東洋大学大学院中退、2015年中国は湖北省の武漢大学に語学留学、2016年現地企業のサラリーマンを経て帰国。その後はフリーランスの日中翻訳者として東京を拠点にタイや台湾などでノマドワーカーしてます。 日本にいてはなかなか分からない中国や台湾、香港などの実際のありさまをレポートします。中国語や台湾語の学習情報も更新していく予定。乞うご期待!

憧れの国日本で爆買い

中国人にとって、日本は动漫(dong4man4、アニメ)や日剧(ri4ju4、日本ドラマ)でしか知り得ない憧れの国であり、品質の高い商品がそこらで普通に売られている夢の国であり、人々はマナーが良く礼儀正しいのに若い女性はみな美しく非常に大胆(と、向こうでは勝手にそう思ってる)な不思議の国でもあります。一度日本に旅行に行ってみたいと思っている中国人はたくさんいるのです。

しかし、日本人が中国本土に行くのにはビザなしOKで20日間滞在できるのに対し、中国人が日本に旅行するにはビザが必要であり、事前に面倒くさい手続きが必要です。これには所得証明も必要で、大体10万元(2019年10月時点のレートで約150万円)程度の年収がないと日本には来られないようです。今、中国人の平均収入は北京や上海、深圳などの先進地帯で日本円で月10万円くらいですからこの10万元の壁ってのはけっこう高いのです。それでも日本に観光に来る中国人は絶えず増え続けています。

今や東京など日本の大都市は中国人観光客にすっかり占領されていて、中国語のドヤドヤした話し声が聞こえない場所はないくらいです。特に銀座あたりはすっかり中国人観光客に占領されています。一時爆買いという言葉がメディアで流行し、免税の店で日本の風邪薬や化粧品を買い占める人たちのことが報道されていました。実は爆買する中国人の目的は自分で消費することではなく、転売です。中国国内でも日本の日用品や化粧品などが手に入らない訳ではないのですが、関税がかかるため非常に高価です。それでも、国内では粗悪品や假货(jia3huo4、ニセモノ)が出回っているので、高いお金を払ってでも品質の高い日本製品を買いたがる人はたくさんいます。日本のマツモトキヨシとかで爆買いしているのは基本的に中国の小金持ちで、山ほど買った商品はWechatの朋友圈(peng1you3quan1、SNS機能)などを使って人づてに売りさばき、利ざやで儲けるつもりなのです。先程も言ったように日本製品はとにかく人気で高価なので、市場価格より少し安めの値段で売りさばけば大きな利益がでます。

これは代购(dai4gou4、代理購入)と呼ばれ、旅行客以外にも日本在住の中国人妻や留学生などは、ほとんどこれで小遣いを稼いでいます。信頼できる筋から紹介された客とネットで交渉し、日本でアルバイトしたお金でヤマダ電機マツモトキヨシに商品を買いに行き、それをEMSで発送します。代金は電子マネーで直接スマホに振り込んでもらいます。日本に在住している中国人はほとんどこれをやってます。

ちなみに、中国の本当の金持ちはそんなちまちましたことはしません。投資ビザで日本に来てマンションをビルごと一つ買ったりしてます。中国人は金銭感覚にすぐれ、自分でビジネスのチャンスを抜け目なく見つけます。中国人は世界で一番商売が上手な民族といっても過言ではありません。私も、彼らから多くのことを学びました。